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【演技経験不問!】映像制作集団「冒進」第一回制作作品『穴』30代男性募集!7/5締め切り!

投稿:映像制作集団「冒進」  
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『穴』キャスト募集


NCW25CAを中心に結成された映像制作集団「冒進」の第一回制作作品『穴』のキャスト募集を実施いたします。


①『穴』について

【登場人物】

アリー(22)

木村(34)

ボス(40)

佐伯(42)

健次(34)


【ストーリー】

◯穴の中。アリー、ひたすらシャベルで地面を掘る。工事の音、蝉の声、アリーの地面を掘る音、彼の息遣い――。暑さと疲れでよろけるアリー。周りの轟音と共に、穴がアリーに迫ってくる。


◯事務所でその日の日当を受け取る労働者たち。派遣元であり金貸し業も営む通称ボスは、日当を渡す際、封筒から借金返済分の千円札何枚かを引き抜く。「今日はそのままにしてもらえませんか? 次に倍抜いてもらっていいんで」。家賃を滞納している木村がボスに頼んだ。ボスは机の下のドスを引き抜き、瞬時に木村の小指を飛ばすことでそれに応える。痛みに理解が追いつかない木村は声も上げられずそのまま仲間たちに連れて行かれる。アリーは足元に飛んできた木村の小指を拾って無感動にそれを眺める。


◯昼間の土方の仕事が終わるとアリーはそのままウーバーイーツの配達をする。疲れた身体にムチ打って上り坂を漕ぐアリー。大量のケンタッキーをピックして高層タワマンの前に着いたはいいもののどの部屋に届けていいのかわからない。注文者にもウーバーイーツ側にも連絡がつかず、タワマン前で立ち往生するアリー。


◯夜。大量のケンタッキーを抱えたまま公園で黄昏れるアリー。『犬のおまわりさん』の替え歌で『俺の小指どこ行った?』を歌いながらやってきたのはカップ酒片手に酔っている木村だ。アリー、木村に向かって小指を投げつける。


◯地面に座ってケンタッキーを貪るアリーと木村。昔、一緒に起業した友人に裏切られ、大量の借金を抱えるハメになった木村。コロナで仕事がなくなり学費や生活費に困っていたところ、友人に騙され闇金から借金することになったアリー。『裏切り』という共通点で二人は妙に打ち解ける。


◯木村を背負い、自転車を押しながら歩くアリー。「『取られる』側にいちゃ駄目だ。『取る』側に回るんだ」。回らない呂律で木村はアリーに熱っぽく語る。


◯自分の部屋に着いたアリー、木村を布団に横たえる。人が一人住むのがやっとの狭い部屋だが几帳面に整頓されている。アリーは週に一回、パキスタンの家族に電話を掛ける。大したことは話さないし、話す内容も大体いつも一緒だ。電話を切る最後に必ず母が言う教え。「人を信じること。無償で人を愛すること」。アリー、学費の為に貯めてた貯金から、「これで家賃払ってください」と木村に一万円渡す。感謝してもしきれない様子で木村はアリーに感謝する。


◯穴の中。アリーはひたすら穴を掘る。周りの轟音と共に穴がアリーに迫ってくる直前、木村が穴に降りてくる。「手伝うよ」。共に穴を掘る二人。


◯事務所でボスから日当を受け取るアリー。「もうすぐ完済だな。この仕事は続けるのか?」「いえ、辞めます」。アリーの意志は固い。借金を返済し、学費を貯めれば、ここから抜け出すための新しい日常が待っている。


◯事務所から出たところで木村がアリーに話しかける。「君の家に携帯置いてきちゃったみたいで」「僕、この後夜まで仕事で」「困ったな……」「僕の鍵渡すんで」。アリー、木村に家の鍵を渡す。人への信仰と無償の愛。アリーの母の教えがあるから、アリーは木村に鍵を渡せる。


◯人通りの多い坂。木村、歩いてアリーの家に向かう。見覚えのある人物が木村の横を通り過ぎる。木村を裏切った友人の健次だ。木村、健次を追おうとするが、途中、会社が倒産したときに金を借りた闇金業者の一味に捕まり、裏通りに連れ込まれる。健次はちらとこちらを振り返ったがそのまま足速に去っていく。前とは別の小指を飛ばされそうになる木村。「払うから! 払うから! 今日中に払えるから!」。木村は懇願する。


◯ウーバーイーツ配達中のアリー。お客さんからチップの小銭とお菓子を貰う。アリー、鼻歌交じりに自転車で坂を下る。途中で木村のために貰った小銭でカップ酒を買っていく。


◯仕事を終え自分のアパートに到着するアリー。木村が自分の部屋から足早に去っていくのを見かける。「木村さん、お酒!」。しかし、木村は振り返らず小走りに去っていく。


◯アリーの部屋。部屋の中がぐちゃぐちゃに荒らされている。貯金を確認すると全部無くなっている。アリー、部屋を飛び出す。


◯自転車で街中を駆けずり回るアリー。繁華街で木村がうろついているのを見つける。「お金、返してください」「もう無いよ」「返してください!」「もう無いよ!」。木村、アリーを自転車ごと押し倒す。「お前の金なんか元々ないだろ!」アリーを足蹴にして、木村逃げるように去っていく。壊れた自転車。縮こまって動けないでいるアリー。穴が自分に迫ってくる様。


◯そして、穴の中。穴が容赦なくアリーに迫ってくる。


◯事務所。アリーに日当を渡すボス。「完済おめでとう」「ありがとうございます」「手続きはあっちで」「もう少し、この仕事、続けたいです」「え?」「あと、五十万、借りたいんですけど」「いいよ」「あと、木村さんの住所、教えてもらえませんか?」


◯アリー、チャイムも鳴らさず、木村の部屋に入っていく。驚く木村を意に介さず部屋中をめちゃくちゃにするアリー。木村、部屋を飛び出して逃げ出す。アリー、追いかける。


◯夜。坂道だらけの裏道での木村とアリーの逃走劇。アリー、木村を捕まえる。木村がアリーを罵倒する。アリーも木村を罵倒する。いつかの公園での語らいがまるでウソであるかのように、互いが互いを憎悪で罵倒し合う。アリー、木村に馬乗りになり、木村への憎悪と自分の出自への憎悪と社会への憎悪がすべて綯交ぜになった憎悪をまくしたてながら木村の首を全体重を乗せて締め上げる。そして木村は動かなくなる。木村が死んだことにも気づかず世界に対する憎悪を撒き散らしながら首を締め続けるアリー。そしてアリーはやっと気づく。冷静になり、自分がやってしまったことを理解するアリー。アリー、木村を電柱に横たえさせる。その姿、まるで木村が酒で酔いつぶれている様。アリー、自首しようとスマホで110を入力するが、直後、アリーの家族から電話がかかってくる。平静を装い、いつものように現状とは全く逆の平和で幸福な日常を語るアリー。「人への信仰。無償の愛」。電話を切る母。木村を見るアリー。


◯アリー、木村を背負って坂道を登る。周りの通行人はアリーが酔った木村を背負ってるぐらいにしか思っていない。


◯更地。アリー、木村を埋めるための穴を掘る。必死に必死に穴を掘る。「きっといつか、何かの役に立つ」。そう思うことで無為な穴掘り行為に意味を見出そうとしてきたアリー。しかしこんな形で役に立つとは。穴がアリーに迫ってくる。それに自ら応えるかのように、アリー、必死に穴を掘る。(了)


【テーマ】

「穴を掘る」=「金を稼ぐ」

掘っても掘っても終わりは見えない。稼いでも稼いでも終わりは見えない。

なら何故俺達は穴を掘るのか?


【狙い】

外国人労働者、社会的弱者の搾取、コロナ以降の日本といった社会問題を寓話的に描き出す。


②募集キャスト

・木村(34):親友の健次と事業を起こしたが失敗、多額の借金を背負わされる。

・ボス(40):派遣業と金貸し業の両方を営む。

・健次(34):木村のかつての親友だったが、木村を裏切り逃走する。


③撮影予定日

 9月5,6,12,13,19,20,21,22,26,27のうち撮影日6日間、予備日2日間

 ボス、健次は撮影日1日のみの予定です。

 8月中に読み合わせを1日行う予定です。


④撮影地

 都内近郊を予定


⑤報酬

 1日3000円~5000円

※読み合わせ日も含まれます。

※交通費・食費別途支給します。

※クラウドファンディングを実施する予定で、その成功如何によって報酬が変動(3000円~5000円)する予定です。


⑥オーディションについて

一次:書類審査

二次:オーディション(7月中、土日祝日に実施の予定)


⑦応募内容

・氏名

・年齢

・身長

・最寄り駅

・出演歴

・オーディション希望日時(7月中の土日祝日)

・顔写真、全体写真

・連絡先


⑧応募先

samesameharis0@gmail.com


⑨締め切り

 7/5(日)


⑩監督について

 シェークMハリス

 1995年生まれ。映像制作集団「冒進」代表。大学在学時に制作した短編『カミング、バック』がカナザワ映画祭「期待の新人監督」2019、第八回関西学生映画祭に入選。NCWアドバンスコース修了。社会の外れで生きる弱者に対する、厳しく冷たくも絶対に見放さない視点から作品作りを続ける。


⑪上映予定

 映画祭への出品および「冒進」による自主上映会によって上映予定です。


ご高覧ありがとうございました。これまでの演技経験は問わないので、まずは気楽にご応募いただけたらと思います。

コメント

    まだありません。

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