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半年間のワークショップを経て短編映画を制作する短期コミュニティ「ソマティック映像演技研究コモンズ」第二期参加者募集

投稿:オーディションリスト事務局  
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昨年、好評を博したソマティック映像演技研究コモンズの第二期を開始するに当たって、新規の参加者を募集します。

(※去年の活動の様子はXのアカウント(https://twitter.com/S_A_Commons)からご覧いただけます。)


ソマティック映像演技研究コモンズとは、半年間のワークショップを通して演技について研究し、その成果として短編映画を制作する、プロジェクトベースの短期コミュニティです。

場への「贈与」を基本原理として運営しているため、ワークショップの参加に当たって料金はかかりません。また、映画の出演に当たっても報酬は発生しません。


このコミュニティは、映画監督の高山康平が、芸術家として個人的に演技の探究をするために始めたもので、昨年は約15名の参加者と共に半年に渡って週1回のワークショップを行い、主に身体的な側面から演技について考え研究したのち、短編映画を撮影しました。

また、映画撮影以外でも、参加者同士の交流から舞台出演のオファーに繋がるケースもありました。




演技の研究に際しては、能の大成者・世阿弥の芸論や自律神経理論のポリヴェーガル理論、その他脳神経科学、解剖学などの諸科学だけでなく、仏教哲学やアニミズム、人類学まで幅広く参照し、参加者と議論をしました。

(高山の演技論はこちらから読めます。→ https://note.com/koheitakayama/m/m0a4e7cd5ea61 )



能や日本文化を研究すると、日本文化が世界の中でも際立って特殊なリズム・身体所作を備えたものだということがわかります。例えば「間(ま)」というのは我々が当たり前に演技で使っている概念ですが、これは日本特有のものです。我々はこの特殊性に気づかず当たり前に扱っているため、却ってそのことに真剣に研究することがありません。しかし、それらの日本文化の独自性や日本語の特質を改めて考えることで、日本人に合った演技、日本的表現アプローチというものが見えてきます。その時、日本の演技が世界の中で際立ったものとなるのではないかと思います。

また、生成AIやweb3が発達する中で、人間の身体性への回帰というのが今後これまで以上に重要なテーマとなってきます。またAIが決して再現できない人間の領域として人間の“無意識”が挙げられます。人間の無意識について考え、それを身体論と接続させていくことが特に今年取り上げたいテーマの一つです。

このように見れば演技というものが、単なる自己表現というものを超えて、人間について考え、人間を表現するのに非常に優れた芸術分野だということがわかります。


このコミュニティでは各人の感覚を技術化することを通して、演技そのもののを追究します。

すぐに役立つテクニックから10年かけて習得すべき境位についてまで幅広く扱います。演技に限りませんが、今後長く表現を続けていきたいと思っている人には刺激に満ちた時間となると自信をもって請け合います。


参加は無料ですが、やろうとしていることが色々と新しいために、コミュニティの方針をある程度正しく理解していただく必要があります。詳しくは応募フォームに記載しているので、そちらをご覧いただきたく思いますが、簡単に列挙しておくと、

①交換から贈与へ

②組織からネットワークへ

③精神論から身体論へ 

④独占から公開へ

の4点です。


その他、詳細は応募フォームに記載しておりますので、そちらをご覧くださいませ。

皆様からのご応募お待ちしております。


【応募詳細】

ワークショップ期間:2024年2月〜(半年くらい) 毎週月曜日17時〜22時

 ※初回は2/5です。

 ※毎週参加できなくても大丈夫ですが、半分くらいは参加できるのが望ましいです。

 ※会場の都合などによって開催されない週もあります。

場所:東京都練馬区江古田 ワンズスタジオ

参加費:無料

〆切:2024年1月15日

募集人数:10名くらい(ワークショップは15~20名くらいで行います。)

応募方法:下記の応募フォームよりご応募ください。

応募フォーム→ https://forms.gle/HUt7Q6WFA7oxY4KP7


 ※応募者が多数の場合は選考しますが、経歴・技能よりは多様性を重視しますので、未経験者の方でもどうぞご応募ください。

 ※参加が決まった方は、一度オンラインで面接させていただきます。


【注意事項】

1.最終的には短編映画の制作を目指しますが、出演を確約するものではありません。作品の規模や内容、また演技の水準によっては出演できないこともありますのでご了承ください。また、映画の制作に至らない場合もありますのでご了承ください。

2.ご出演いただくに当たって、ギャラの支払いは原則ありません。しかし、集まったメンバーの特性によってはマネタイズできる可能性もあり、資金が集まった場合には適正に割り振っていきます。また、映画製作に当たって、参加者から制作費を徴収することはありません。

3.ワークショップの期間は大体半年を目安としておりますが、変動する場合があります。

4.ワークショップの様子やそこでの演技など適宜、映像に記録し、SNS上に公開する予定です。公開を希望しない場合は予めお知らせください。

5.事務所などに所属されている方は、必ず所属先の了承を得てご参加ください。

6.身体性を主たるテーマに据えたワークショップですので、ワークの中で多少の身体接触などが想定されます。あらかじめ、ご了承いただくか、ご自身の許容範囲内でご参加ください。

7.「芸に厳しく、人にやさしく」をモットーに、ハラスメント・暴言・暴力などがないよう、最大限ご注意ください。また、会場の使用に当たって最低限のマナーはお守りください。

8.その他、質問や相談があればお気軽にご連絡ください。個人的な事情がある方にはできるだけ配慮したいと思います。


【主宰プロフィール】

高山康平

1987年生。早稲田大学社会科学部卒。

大学卒業後より、自主映画を中心に映像制作を行い、これまでスキップシティ国際D

シネマ映画祭や大阪アジアン映画祭、映文連アワードなど多数の映画祭で入選・受賞してきた。長編作『アイニ向カッテ』は2019年に全国で劇場公開された。

2022年より独自の演技論に基づいた演技ワークショップを主催。初の舞台演出作品となった『相対性家族』(2022)では、身体論や能の技法を演出に取り入れ、その独特の世界観が好評を得る。

作品作りにおいては人類学のパースペクティヴィズムの立場から「他者を真剣に受け取る」をテーマにしている。また、表現主義的な手法も取り入れながら、幻想的リアリズムを志向している。

高山康平デモリール https://youtu.be/IVU6WwhpiZM

舞台『相対性家族』配信ティザー https://youtu.be/4Gb8-i-94E8


【ハラスメント防止対策ポリシー】

当コモンズは、あらゆる暴力・ハラスメントに反対いたします。

・「人に優しく、芸に厳しく」をモットーに、全員が気分良く参加できる環境を目指しております。

・講師による威圧的な態度、身体的な接触、その他あらゆるハラスメントが起こらないよう、最大限注意いたします。

・参加者の方も、攻撃的な言葉遣いや演技上不必要な接触などはお控えください。

上記の対策は注意義務に留まるもので、対策として十分なものではありませんが、ハラスメントの問題については業界全体で取り組んでいくべきものであり、今後も検討を重ねてゆく所存です。

ハラスメント対策について、何かご意見・ご質問があれば(言いにくいとは思いますが)、率直にお聞かせください。


掲載者情報

担当者 高山康平

お問い合せ先 kohei.tkym@gmail.com

関連URL https://note.com/koheitakayama/m/m0a4e7cd5ea61

その他情報 

Xアカウント→ https://twitter.com/S_A_Commons

Xアカウント(高山康平)→ https://twitter.com/koheitakayama

コメント

    まだありません。

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