心臓発作で療養中の中村吉右衛門（76）7月大歌舞伎で復帰を発表

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松竹が6日、歌舞伎俳優で人間国宝の中村吉右衛門（76）が、7月の大歌舞伎で復帰することを発表しました。

7月4日〜29日に公演予定の東京・歌舞伎座の公演「七月大歌舞伎」の演目と配役に吉右衛門さんの名前が掲載。

3月28日、東京・歌舞伎座での公演に出演した後に、都内ホテルのレストランで食事中に倒れました。

近くに居合わせた人が心臓に電気ショックを行う AED（自動体外式除細動器）で処置をし、その後救急搬送されたとのことです。

先月30日に松竹が「急性の心臓発作」だったことを発表し、「４月下旬での医師による診察の結果、当面の間、療養に専念する必要があることになりました」とコメント。

関係者の1人によると、搬送された夜の時点で「歌舞伎関係者らに“かなり難しい状況”と連絡があったと聞いています」と非常に危険な状態で、一時的に心肺停止状態になったという情報もあります。

その後、ＩＣＵ（集中治療室）で治療を受けていましたが、現在は一般病棟で舞台復帰に向け治療に専念しているとのことです。

12日に出演予定だった歌舞伎座、「五月大歌舞伎」の第3部「八陣守護城　湖水御座船」は降板することが決定し、代役は中村歌六（70）が務めることになりました。

数年前から、味覚障害や、白内障など病気がちだったという中村さん。

食事がうまく取れず体重が10キロ以上減ってしまった時もあります。

昨年12月に配信されたデジタルマガジンコラムでは、ある手術を受けたことを報告。

内容については触れていませんが、大声を出すと息が上がったり、立ち上がるにも苦労したりしていたとコメントしています。

ここ数年は体調不良による休演も続いていました。

2日に77歳を迎える中村さん、7月の舞台は喜寿を迎えて初めての公演となります。

ツイッターでは「中村吉右衛門さん、お元気に回復されますように」「中村吉右衛門さんのお知らせ有り。病気快復、舞台復帰を宇宙に祈る」「引退の2文字なし。無事だったみたいでホッとしています。本当に自分の身体をいたわって欲しい」と心配と、復帰を心待ちにする投稿が多く見られます。

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