BTS極貧下積み時代を経ての成功にはファンの「応援文化」も
コロナ禍の暗い世界を席巻したのは、ポップで軽快なBTSの「Dynamite」だった。
全米ビルボードチャートのトップを獲得。(アジア系アーティストでは、坂本九以来57年ぶりの快挙となった)
グラミー賞ノミネート、ビルボード・ミュージック・アワードで4冠を獲得するなど、
いまやK-POPの枠を超え、世界的スターの仲間入りを果たしたBTS(防弾少年団)。
しかし、デビュー当初は極貧の下積み生活を経験している。
韓国では普通、SMやJYP、YGという韓国の三大芸能事務所に所属しているアイドルが多いが、BTSは多くのアイドルとは違い、JYPから独立したプロデューサーが最初に手掛けたアイドルだ。
そのため2013年のデビュー以降も、露出する機会が少なく韓国での注目度もたいしたことはありませんでした。
親の職業や経済力に応じて、若者が金の匙、銀の匙、銅の匙といった階層別に分けられる
「スプーン階級論」が取り沙汰されている韓国社会、下積み時代の彼らは「土の匙アイドル」と揶揄されたこともあったという。
たとえば、メンバーのSUGAの家庭は裕福ではなかく、アルバイトをして小遣いを稼いでいた。
デビュー後もメンバーはアパートで共同生活をしており、狭い寝室に並んだ2段ベッドで寝起きし、皆で食卓を囲みながら、海鮮スンドゥブ鍋やチャプチェを分け合ったという。
興味深いのは、そんなブレイク前の極貧生活を、彼らが売り出しの戦略に活用したことだ。
満足にテレビ出演すらできなかったBTSは、普段の生活の他、練習活動の様子もYouTubeやブログで発信した。
その中で時には弱音を漏らしてしまう姿もさらけ出すことで、世界中の若者から共感を呼ぶこととなった。
そして彼らのファン「ARMY」は急増していったのだ。
ARMYは、同じ音源や動画を何度も視聴して再生回数をあげる「スミン」と呼ばれる応援行為を24時間行い続けることで、ついにジャスティン・ビーバーの牙城を崩すまでにBTSを成長させたのだ。
また、ARMYが作る波は韓国政府をも動かすことにも成功、彼らの兵役期限が2年間延期されるという法案が可決された。
なんと20万人を超える署名があっという間に集まってしまったという。
それにしてもなぜ、彼らは世界中のファンの心を掴んで離さないのだろうか。
その理由の1つは、ダンスレベルの高さだ。
デビュー当時から1日15時間に及ぶレッスンでダンスに磨きをかけた。
また、楽曲へのアプローチとして、陰影のあるポップスを通して、格差社会や不公平な競争社会への批判メッセージも送っている。
かつてのジョン・レノンやディランのようにメッセージ性の強い曲も多いため、アイドルらしくない姿勢に共感を持つ人も多いようだ。
血統書もない、アンダードッグ(負け犬)から這い上がった彼らの、サクセスストーリーは
まだまだこれからも続いていくだろう。
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