大人気芸人‼ハライチ・澤部佑が語る高校時代のイジメ
ハライチ澤部さんといえば、テレビで見ない日はないほどの売れっこの芸人さんです。テレビ、ラジオ、ネットを入れたレギュラー本数はなんと18本。
子供からお年寄りまで幅広い世代に愛されるハライチ澤部さんですが、実は高校時代はいじめにあっていたそう。現在の明るい澤部さんのイメージからは想像ができません。
この記事ではハライチ澤部さんについて高校時代を中心に深ぼりしていきます。
ハライチは昔からすごかった!
https://twitter.com/iwaiyu_ki/status/1394910360566595597?s=20より引用
ハライチは幼稚園の頃から幼なじみの澤部佑さんと岩井勇気さんのお笑いコンビです。両親同士は幼稚園の頃から仲が良かったのですが、ハライチの二人が仲よくなったのは小学生から。
小学生のころから既にコントのようなものをやっていました。岩井さんいわく「澤部としか遊んだ記憶がない」とのこと。それくらい仲が良かったんですね。
そのころの澤部さんの性格はというと、今とあまり変わらず人気者のそばにいて盛り上げたり、リアクションしたり、突っ込んだりしていたそうです。
二人の関係はもちろんその後も継続しており、高校の時には二人でお笑いコンテスト「お笑いメジャーリーグ」に出場します。そして、200~300人の出場者の中でなんと優勝。その当時からお笑いの実力が飛びぬけていたことがわかります。
二人は高校卒業後、その優勝経験からワタナベエンターテインメントの養成所に特待生として入ります。当時は最年少かつ特待生だという噂も広まっててとてもびびっていたそう。
しかし、コンビを結成して一年目の養成所在学中にM1三回戦進出。周りがほぼ一回戦落ちの中、三回戦まで残ったということでとても気持ちよかったと澤部さんは語っています。
さらにコンビ結成から五年後の2009年にはM1グランプリ決勝進出。五位という結果を残します。二人は1986年生まれですかから当時の年齢は23歳です。
そこで披露したのがハライチ漫才の代名詞ともいえる「ノリボケ漫才」。岩井さんが独特なワードをいい、澤部さんがつっこまずにひたすらノリボケをするというものです。このスタイルで注目を浴びハライチは一気にブレイク。
ピカルの定理レギュラーにも抜擢され、今日まで活躍し続けています。
もちろん今も面白いハライチですが昔からすごかったんですね。
中学時代はイケイケの人気者
https://www.tbsradio.jp/558880より引用
高校生でお笑いコンクール優勝、その後若くしてブレイクと順風満帆な人生を歩んでいるように見えるハライチですが、高校時代はいじめられていたという澤部さん。
しかし中学の時は人気者で楽しい学校生活を送っていたそう。部活はバスケをやっており、さらにエースとして活躍。女性と話すのは得意ではなかったようですがしっかり彼女もいました。
部活でも活躍していて、彼女もいて何不自由ないスクールライフに思えます。
将来については、岩井さんと「高校卒業したらお笑いやろう」と話していたので高校では「お笑い頑張ろう」「部活頑張ろう」等ざっくりと考えていたそうです。
いじめのきっかけは、進路に芸人になると書いたこと
https://www.tbsradio.jp/420826より引用
今のところ学校で人気もあって、いじめられる要素がないように見える澤部さん。高校でも中学のような学園生活が待っているかと思いきやそうはいきませんでした。
いじめのきっかけは高校一年生の時に書いた進路。中学生のころから芸人をやろうと岩井さんと話していましたから、当然「芸人」と書きました。ここまでは良かったのですが、ちやほやされたいという思いから、まわりの人たちにも芸人になりたいんだということを発信していきます。
はじめは周りも「おーすごいじゃん」という普通のリアクションでした。すでに芸能活動している女の子もいて、その子からは「一緒に頑張ろう」といわれることもあったそうです。しかし、徐々に「面白ことやってみろよ」といういじりが始まります。
「面白いことやってみろよ」といういじり
https://www.tbsradio.jp/427130より引用
はじめは仲の良い友人からのいじり。相手は総合格闘技をやっていて、澤部さんとよく格闘技について話していました。しかし、次第にスパーリングや寝技をガンガン決めてくるようになります。もちろん相手の方が強いです。そのためいつも澤部さんがやられる側でした。
そこから他の人も澤部はいじっていいのだとなったのでしょうか。普通の友達と話しているときに総合格闘技をやっている友達が入ってくると、そっちのノリに合わせだすようになります。その豹変ぶりに澤部さんは「なぜ普段の付き合い方じゃなくなるんだ?」と感じていたそうです。
他にもモノマネを澤部さんにやらせて笑わないということもあったそう。澤部さんが高田延彦やヴァンダレイ・シウバのモノマネを全力でやると、「なにそれ面白くない」と真顔で返されます。
澤部さんはこれ以外にも複数のグループからいじめを受けていました。あるグループでは、だぼだぼの学ランに真っ赤なシャツ、頭にそり込みのあるエミネム顔のヤンキーにいじめられます。肩パンなどのシンプルな打撃をうけていたそう。
これだけでもきついですが、さらに取り巻きがヘラヘラしながら「芸人やるんだろ?」と煽ってきます。このようなヤンキーにへこへこしている取り巻きに対しても腹を立てていました。
他にも身体的な特徴を言われることも。例えば体毛のことをいじられたり、「おでこ狭ぇな」「上履きの裏みたいな顔だな」といわれたりします。
高校生という多感な時期。このような自分ではどうしようもないことをきつい言葉で言われれば誰でも傷つきますよね。実際、澤部さんもこの当時を振り返り傷ついたと述べています。
学校を休みがちに
https://www.tbsradio.jp/433488より引用
このようないじめを複数のグループから受ける状況で当然、澤部さんは学校を休みがちになります。
学校が自転車で30分以上かかるところにあるということもあって、朝起きたら気持ちがズーンと沈んでいたそうです。時には週に2,3日休むことも。
自分がいじめられていると知ったら親に迷惑がかかるとか、単純にいうのが恥ずかしいとか、いじめられていることを伝えるのって勇気がいります。
澤部さんもそんな気持ちで親にはいじめられてると伝えなかったそう。澤部さんの高校では学校を休む際、両親から高校へ連絡しなければならないのですが、親には「熱出てるわ」などといってたそうです。
顔が引きつっていた友達
https://www.tbsradio.jp/571254より引用
澤部さんが引きこもりならず休みながらも学校に行けていたのはなぜなのでしょうか。その一つの要因にはある出来事があったそう。それは自分をいじめてるやつが、他のグループではいじられ役で顔をひつらせているのを見たこと。
そのようすを見て「困ってるなあいつ」と思います。そしてそのストレスを全部自分にぶつけてきているのも気づき、「まあ、そうなるわな」とその気持ちも理解できたそう。自分をいじめている人たちの気持ちを理解してあげられることがすばらしいですね。
そして「自分は芸人になるんだから、痛々しく見えたらいけない」と思い、なんとかいじりに対して返そうと頑張ります。「素人のいじりに屈していたらプロにはなれない」。そういう強い気持ちで学校生活を過ごししていきました。
受け取り側がいじめと思ったらいじめ
https://www.tbsradio.jp/564158より引用
「いじり」と「いじめ」の境界線について度々話題になる昨今ですが、実際にいじめに合っていた澤部さんはいじめをどう定義しているのでしょうか。
澤部さんは「受け取り側がイジメられてると思ったら、それはもうイジメだ」といいます。例えば、テレビでのプロのいじりは笑ってもらうという目的のためだから愛を感じるそう。逆にいじめはいじっている本人が楽しんでいるだけで愛は感じないんですね。
澤部さんは今いじめを受けて苦しんでいる人に対してこのようなメッセージも残しています。
「自分は芸人になりたいという夢があったから、頑張ろうって思えました。でも、もっとしんどいいじめを受けている人もいるだろうし、全員が笑いに変えられるわけではないですよね。だから楽しいことに逃げていいと思う。家にいて夕方再放送の「シティーハンター」とか見ながら、こたつに入ってカップラーメン食べてとか、その時間はすごい楽しかったし、お笑い見てる瞬間とかはすごい救われてたんでね。君にも絶対なにかあるはずだよって伝えたいです。」
しんどい時には逃げていい。よく言われることではありますが実際にいじめを体験した澤部さんいうからこそ言葉に重みがありますね。
まとめ
今回の記事ではハライチの澤部さんについて高校時代を中心に紹介しました。人気者で誰からも嫌われないイメージのある澤部さんでしたが、こんな過去があったんですね。
つらい時期を乗り越えた上で今があると思うと、より澤部さんのことが好きになりました。今後のハライチにも期待です。
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