「春の新バラエティがほぼ全滅」と『NEWSポストセブン』が報じる
メディアサイト『NEWSポストセブン』が、この春から始まったバラエティ番組を「ほぼ全滅」と報道。
なぜ、「全滅」といわれているのか、どのような番組が放送されているのかなどをご紹介します。
「春の新バラエティがほぼ全滅」と『NEWSポストセブン』が報じる
2021年5月18日、メディアサイト『NEWSポストセブン』が、同年春から放送が開始したバラエティ番組について「ほぼ全滅」と報じました。
放送から1カ月ほど経過し、視聴率のデータも揃ってきた頃。
特に、夜の時間帯に放送されているテレビ番組の視聴率が低迷していることが判明しています。
新番組の視聴率を獲得するために、各番組でさまざまな豪華ゲストを起用しているものの、結果は惨敗。
コロナ禍で収入が減ったことと相まって、テレビ関係者たちも頭を悩ませているようです。
なぜ、新バラエティ番組を視聴している人が少ないのか…そこにはテレビ業界の”いろいろな失敗”が関係していることが明らかになりました。
理由①視聴者層が丸かぶりしているから
まず、新バラエティ番組の放送内容のほとんどが”ファミリー層に向けられたもの”であることが理由として挙げられます。
テレビ番組側は、スポンサーの要望に応えた番組制作を心がけなければいけません。
ビジネスである以上、「ファミリーの視聴を狙いたい」というスポンサーの要望を第一に考慮した結果、各テレビ局で放送されている番組の視聴者層が丸かぶりに。
もともと少ない視聴者を、さらに取り合う形になっているようです。
理由②テレビの視聴時間が長いのは50代以上だから
テレビ業界では、番組の視聴率を左右する年齢層が50代以上といわれています。
高齢化社会が進み、特に65歳以上の年齢層をターゲットにした内容の番組は、視聴者を多く獲得できる傾向にあるようです。
高齢者の気になる話題に『健康』や『暮らしの豆知識』など、生活に関する内容が挙げられます。
例えば、健康法や豆知識、クイズなどを盛り込んだバラエティ番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)は、2004年から放送が開始していて今年で17年目です(2021年5月現在)。
長寿番組は、ある程度の視聴率が取れなければ成り立ちません。
2021年春に始まったバラエティ番組は、高齢者のニーズに合わせたものではないという点が、視聴率に影響しているのでしょう。
理由③VODの流行
近年、『FOD』や『Netflix』・『hulu』など、さまざまな動画配信サービスが普及しています。
月額料金を支払うだけで、見たいテレビや映画をいつでも楽しめるサービスです。
地方で放送されていないテレビ番組も気軽に視聴できるようになり、人々は「自分で見たいもの」を取捨選択できるようになりました。
テレビで放送されている、似た内容のバラエティ番組を、わざわざ見る人が減っている結果です。
限定配信されているコンテンツも多く、テレビ番組をリアルタイムで視聴するほど、魅力を感じていない人も多いのかもしれません。
そもそも春の新バラエティ番組って何があるの?
ここまで、「なぜ2021年春のバラエティ番組が、視聴率に伸び悩んでいるのか」を解説しました。
普段、テレビ番組をあまり見ていない人は、「今、何のテレビ番組を放送してるの?」という疑問もあるでしょう。
そこで、2021年春に開始したバラエティ番組のタイトルや、判明している平均視聴率を合わせて一覧でご紹介します(関東地区・ビデオリサーチ調べ)。
一覧で見てみると分かる通り、世帯での視聴率が10%を超える番組はありません。また、個人での視聴率を調査した結果、2〜4%台まで下がります。
「(視聴率が)全滅」と表現されてもおかしくない数字であることが伝わるのではないでしょうか。
春の新バラエティ番組の内容や評判をまとめてみた
2021年春に放送が開始した新バラエティ番組を知らない人へ、ここからは番組の大まかな概要や、SNSでどのような評判が投稿されているのかをご紹介します。
少しでも気になるテレビ番組が見つかったら、覗いてみてくださいね。
『新しいカギ』(フジテレビ系)
毎週金曜日・20:00〜放送しているバラエティ番組『新しいカギ』(フジテレビ系)。
メインキャストに、お笑い芸人のチョコレートプラネットや霜降り明星・ハナコの3組が出演し、コントやトークを交えたお笑い要素の強い番組です。
2021年5月14日の放送回では、”18コント・1トーク”の演出で、コント番組のファンからは「『ワンナイR&R』(フジテレビ系)の再来」とも呼び声が高いそう。
SNSでは「常に笑っていられる」「ほのぼのとしてる」というような意見もありました。
『オオカミ少年』(TBS系)
毎週金曜日・19:00〜放送しているバラエティ番組『オオカミ少年』(TBS系)。
メインキャストは、お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功さん、レギュラーにSixTONESのジェシーさん・田中樹さんです。
ドッキリなどのVTRを見て、出演者のリアクションが「嘘か本当か」を見破れるかどうかがクイズ形式で試されます。
当番組は、かつて深夜枠で放送されていて、16年の時を経てゴールデンに進出したとのこと。
SNSでは、特にSixTONESファンの声が多く見られました。
『オトラクション』(TBS系)
毎週火曜日・19時〜放送しているバラエティ番組『オトラクション』(TBS系)。
メインキャストにお笑いコンビ・霜降り明星と、歌手・西川貴教さんが出演しています。
音感やリズム感を競い合うアトラクション型の番組で、毎回さまざまな豪華ゲストも。
SNSでは、出演者のなかなか見られないリアクションが見られる、というような喜びの声が上がっていました。
『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(フジテレビ系)
毎週火曜日・22:00〜放送しているバラエティ番組『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(フジテレビ系)。
番組名の通り、メインキャストはお笑いコンビ・博多華丸大吉と千鳥の2組です。
毎回さまざまなゲームを、ゲストを迎えて行う番組で、ゆるい雰囲気のトークも楽しめます。
SNSでは「毎週火曜日が待ち遠しい」「おじさんたちがかわいい」など好評でした。
『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)
毎週金曜日・21:58〜から放送しているバラエティ番組『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)。
トークバラエティ番組『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)と同じセットで、お笑い芸人や女優などのゲストとともに、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんがトークを繰り広げる番組です。
出演者たちが好きなお酒を片手に、『酒瓶ルーレット』でトークの順番を決めて盛り上がる演出は大人向け。
SNSでは「世代が一緒だから楽しい」「お酒飲みながら見てられる」との意見もありました。
『週刊さんまとマツコ』(TBS系)
毎週日曜日・18:30〜放送しているバラエティ番組『週刊さんまとマツコ』(TBS系)。
タレント・明石家さんまさんとマツコ・デラックスさんがトークをしたり、企画で対決したりするコーナーで構成された番組です。
番組は30分しかないので、晩ごはん前に気軽に見ることができます。
SNSでは「ゆるい雰囲気が好き」という意見もある中、「本当に面白くない」「予算の無駄遣い」など批判的な意見も多く目立ちました。
視聴者からは好評な番組も多い
メディアサイト『NEWSポストセブン』によって「ほぼ全滅」と表現された、2021年春の新バラエティ番組をご紹介しました。
視聴者は少ないものの、実際に視聴している人からは好評な意見の多い番組もあります。
この機会に気になる番組を、ぜひ視聴してみてはいかがでしょうか。
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