テレビや劇場版という形で時代に衝撃を与えたアニメであるエヴァンゲリオンの劇場版が最後の話を迎えた。
25年という長い月日を経てきたエヴァンゲリオンだが、戦闘やメカニックに注目してしまうアニメではなく人の心の変化がとても気になる内容だという印象があります。
そんなエヴァンゲリオンはアニメと劇場版では、若干内容が異なる部分が見られていました。
総監督を務められていた庵野秀明さんだけではなく、声優さんも長い期間エヴァンゲリオンに関わって来られています。
その中でも、主要メンバーのうちの二人葛城ミサト役である三石琴乃さんと赤木リツコ役である山口由里子さんがエヴァンゲリオンへの想いや長い間声優として関わってきたことで視えたものをお話してくださっています。
エヴァンゲリオンの収録で一緒になる時間が非常に多かった三石さんと山口さんは、シーンに合わせた雰囲気や感情の表現などを相談し合えるような間柄になっていたようです。
収録を行う際には庵野さんも鶴巻監督や三石さん山口さんと一緒にどうやっていくかというところを話し合われるような部分もあったことを明かしています。
三石さんも山口さんもお互いの存在を支えとして、ミサトとリツコのようになくてはならない存在となっていたという事実がエヴァンゲリオンを見続けてきた者としては嬉しい気持ちになります。
エヴァンゲリオンの収録は戦闘のように緊迫したものという言葉もあり、こういった収録の現場としては特殊であったことを後に知ったと山口さんは語っています。
初めてのお仕事がこのエヴァンゲリオンのテレビシリーズだったという山口さんと、初めての現場がエヴァンゲリオンだなんて……と仰っている部分もあり大変な現場だったことがうかがえます。
お二人は庵野さんの変化に関しても言及されています。
以前は様子を伺いながら話しかけるタイミングを探っていたが、作品を重ねることで笑顔を浮かべられている様子で打ち上げも楽しいものに変化していったという画面越しでは見ることができない貴重なエピソードもあったのだそうです。
現在公開中の「シン
・エヴァンゲリオン劇場版」は、台本を見ていて思わず感動して涙してしまったというコメントもあります。
一度は見てみたいと思ったのは、自分だけではないはず。