ヤクルトスワローズは25日、米大リーグ・フィリーズ傘下マイナー2Aレディングを自由契約となった青柳晃洋投手(31)との獲得交渉を開始したことを発表した。小川淳司ゼネラルマネジャーが東京都内の球団事務所で代理人と交渉中であることを明かした。
阪神時代に通算9年で61勝47敗、防御率3.08の好成績を残し、最多勝2回、最優秀防御率1回、勝率第1位のタイトルを2度獲得するなど実力派として知られる青柳投手。2022年には投手3冠を達成した。だが、昨季後にポスティングシステムを利用し米大リーグ挑戦を表明。フィリーズとマイナー契約を結んだものの、開幕マイナーで3A、2Aを計23試合登板し、1勝3敗、防御率7.22と結果を残せずメジャー昇格は叶わなかった。
高津臣吾監督は青柳投手について「びっくりしました。ずっと対戦相手として見てきて、いい投手だなという印象が強い。アメリカでうまくいかなかったかもしれないけど、年齢的にもまだまだチャンスはある。活躍の可能性があると思う」とコメント。チームにとって貴重な戦力になるとの期待を示した。
ヤクルトは今後、青柳投手の獲得を目指し交渉を進める見込みであり、今シーズンの戦力強化に大きな注目が集まっている。