土性沙羅さん、母になる――リオ五輪金メダリストが第1子出産を報告

2025年7月27日

2016年リオデジャネイロ五輪レスリング女子69kg級金メダリストの土性沙羅さん(30)が27日、自身のInstagramを通じて第1子を出産したことを報告した。新たな命の誕生に喜びを語るとともに、支えてくれた人々への深い感謝の気持ちを綴っている。

■ 「何にも代えがたい喜び」 母になった土性さんの想い

土性さんは「先日、第一子を出産いたしました」と報告し、「我が子を腕に抱きながら、一緒に頑張って、元気に生まれてきてくれたことへの『ありがとう』の気持ちで胸がいっぱいです」と感慨を述べた。「何にも代えがたい喜びと愛おしさを感じています」と、母としての喜びに満ちた日々を明かし、「この幸せを噛み締めながら、これからは母としても精一杯頑張っていきたい」と今後の意気込みも語った。

■ 金メダリストから市職員、そして指導者へ――地に足つけたキャリア

土性さんは2016年リオ五輪で金メダルを獲得し、日本の女子レスリング界を代表する存在となった。2023年3月に現役を引退すると、同年4月からは地元・三重県松阪市役所の職員として地域社会に貢献。2024年4月からは母校・至学館大学でレスリング部のコーチに就任し、若手育成にも力を注いでいる。

アスリートとしての華やかな実績だけでなく、引退後も社会とつながりを持ち、後進の育成に尽力する姿は、多くの引退アスリートにとっても理想的な道と言えるだろう。

■ プライベートでも着実に歩む人生

2021年9月には至学館大学時代の同級生と結婚。今回の出産報告を通じて、家庭でも穏やかで充実した時間を過ごしていることが伺える。パートナーと共に築いてきた信頼関係の中で迎えた第一子の誕生は、まさに人生の新たな章の始まりだ。

■ 総評:支え合い、つなぐ強さ

レスリングマットの上で見せた力強さと同じように、土性沙羅さんは「母」としての人生もまた、まっすぐに、そして感謝を忘れずに歩んでいる。支えられた経験を胸に、今度は新しい命を支えていく立場へ――その姿は、競技を超えて多くの人に勇気と優しさを与えてくれる。

今後はしばらく育児に専念しながら、体調を見つつ仕事も再開していく予定だという。母として、そして指導者として、土性さんのこれからの歩みに多くの祝福が寄せられている。

 

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