広島は12日、石原慶幸捕手(41)が今季限りで現役を引退することを発表した。
本人から球団側に引退の意志を申し入れ、了承された。
県立岐阜商(岐阜)から東北福祉大(宮城)を経て2001年度ドラフト4位で広島に入団した石原。
2年目の2003年には116試合に出場して飛躍への土台を築いた。
翌2004年には初の開幕スタメンを勝ち取ると、自身初の規定打席にも到達して135試合に出場。
打率
・288、6本塁打の成績だった。
堅実な打撃と安定感ある守備力を生かして10年には現
・ツインズの前田健太(32)とともに最優秀バッテリー賞を受賞。
2016年には37歳でベストナインとゴールデングラブ賞を獲得し、自身3度目の最優秀バッテリー賞を野村祐輔(31)と受賞するなど、唯一無二の存在感を発揮し続けてきた。
2017年には通算1500試合出場、2018年には広島の捕手として初めて通算1000安打を達成。
頼れるベテランとしてチームを支えてきた。
だが今季は8月27日のDeNA戦(横浜)で五回、先頭打者として遊ゴロを放って一塁へ全力疾走した際にベース手前で足がもつれて転倒。
すぐさま担架に乗せられ負傷交代して、翌28日に出場選手登録を抹消されて以降は1軍舞台から遠ざかっていた。
DeNA対広島 5回表広島無死、石原は遊ゴロを放った後、負傷し痛がる。
赤ヘル一筋19年のプロ野球生活。
攻守にわたって輝きを放ち、カープの屋台骨を支えてきたチーム最年長が、惜しまれながらユニホームを脱ぐ。
なお、11月7日の阪神戦(マツダスタジアム)で引退セレモニーが実施される。
プロフィール31広島東洋カープ石原 慶幸いしはら
・よしゆきポジション捕手投打右投右打身長/体重177cm/90kg生年月日1979年9月7日経歴県立岐阜商 – 東北福祉大ドラフト2001年ドラフト4巡目