ゴマキの弟・後藤祐樹さんが過去の闇落ちを懺悔 刑務所の壮絶イジメ 目の前で積まれた3億円の誘惑

作家で僧侶の家田荘子さんが「あなたの話を聞かせてください」をコンセプトに気になる人物に迫るのが「駆け込み寺」対談編です。

話すことで自信を見つめ直し、人生の学びを見出すのが目的となっています。

今回のゲストは元「モーニング娘。

」の後藤真希さんの弟
・後藤祐樹さんでした。

後藤祐樹さんは2000年にソニンさんとユニット「EE JUMP」でデビュー、シングルCDやアルバムも発売され人気者になりました。

しかし、未成年でのキャバクラ通いが報道されるなど素行不良が原因で2002年に芸能界を引退します。

2007年には強盗傷害で逮捕されて服役することになっていまいます。

後藤さんは過去の懺悔と家族への思いを語ってくれました。

以下が家田さんとのやりとりです。

家田氏(以下、家田)わずか2年で芸能界を引退。

 祐樹氏(以下、祐樹)キャバクラが原因になってるけど、(会社に残るために)社長から提案された条件があったんです。

縛られてまで芸能界にいなきゃいけないのかなって。

それだったら辞めます、と。

家田 引退しても周りが放っておかない。

祐樹 引退してからの方がいろんな人が近寄ってきた。

ダークな方に引き込もうとするような。

地元の後輩から銅線(盗み)の話を振られて。

ちょうど北京五輪の時期と重なって一回銅線を盗みに行って、一晩で何十万円。

件数でいうと3桁ぐらいやった。

(稼ぎは)分配してたけどトータルで言えば多分4桁ぐらい。

家田 悪いことしてる自覚は?

祐樹 自覚はあったので毎回、逮捕されるんじゃないかと不安でした。

その時は精神状態もおかしかったと思うんですけど、悪いことと分かっていても誰かにそれを正されるようなことを言われると逆に反発したくなってました。

本当に理不尽だったと思います。

 家田 裏社会の人とつながっていた。

祐樹 つながってないです。

売りさばいてたのは外国人なので。

家田 そして逮捕。

祐樹 その時もまだなんとも思ってなかった。

(窃盗で)すぐ出れるもんだと思ってたんでで。

家田 強盗も加わり判決が5年半。

祐樹 求刑が8年。

聞いた時は足から崩れるんじゃないかってぐらい衝撃を受けました。

その時点で執行猶予もないし。

実刑で何年行くんだろうと不安でしかなかった。

家田 行った先が少年刑務所。

20歳超えてても。

祐樹 基本的に26歳までが少年刑務所ですね。

家田 刑務所よりも厳しくないんじゃないかと想像するんですけど。

祐樹 少年刑務所がたぶん一番きついと思う。

いじめ問題もそうですけど。

水飲みって言われる1リットルのヤカンに水道水を入れて、ひたすら飲まされる。

ヤカンで10杯飲んだことあります。

真冬とかにやったりするので本当に震えが止まらない。

家田 真希さんは面会にいらっしゃいました。

祐樹 事務所から自粛してほしいと言われてたけど「家族なんで」と来てくれました。

家田 懲役中にお母さんが亡くなられた。

祐樹 近くに行くこともできないですし、何をしていいか分からなかった。

喪に服す期間があって、1人きりの部屋に3日間過ごす。

逆にそれがつらかったですね。

みんなと話してた方が気が紛れる。

本当に地獄でした。

家田 お姉さんたちが面会に来てくれた。

祐樹 正常でいられないくらい泣きましたし姉3人も泣いてました。

「帰りを待ってるし、これからもきょうだい仲良く協力し合っていこうね」って言われて、そのひと言が救いになりました。

家田 刑務所を出てからは。

祐樹 首の入れ墨でなかなか仕事が見つからなかった。

誘いはビデオの出演依頼があって目の前に現金で3億円積まれた。

でも姉にもう迷惑を掛けられないので断りました。

家田 首の入れ墨を後悔したことは。

祐樹 後悔したことはないですね。

でも、母親が亡くなる前に「首だけは消してほしい」と言われたのでいずれ首は消します。

家田 昔を思い出すことはありますか。

祐樹 ありますね。

むしろ辞めてここ数年ですかね。

頑張ってたら今どういう立場にいたのかなとか。

もう一回とかそういう気持ちにはならないですけど。

家田 今、ヤンチャしてる人たちに。

 祐樹 自分が過ちを犯した時に悲しむ人の顔が一番大事。

二度と自分を大切にしてくれる人たちを悲しませたくない。

そういう気持ちを常に持ってほしいですね。

対談を終えて家田さんは後藤さんから家族への愛情を感じたと印象を語ってくれました。

また、奥さんへの愛情も伝わってきたのでいい女性と結婚されたとも思ったようです。

後藤さんは男1人の家族、という時間が長かったので、奥様の義父の方や、会社の人々などからこれまでと違った形の心の温かさを感じており、その思いに誠意をもって応えているという日常も感じられたと家田さんは説明してくれました。

家田さんは人は時々、ちょい悪や、よくない方向に惹かれるときがあると話します。

後藤さんも同じようにそれがあり、後藤さんは行動まで起こしてしまいました。

しかし、今は穏やかに過ごすことの大切さを抱きしめているように家田さんは感じます。

家田さん曰く後藤さんのまなざしはとてもきれいだったようです。

波乱万丈の人生を生きてきた後藤祐樹さんですが、これからは穏やか、そして幸せに暮らしていただきたいですね。

 

 

 

 

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